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ヤスオーのシネマ坊主
あるお方の『シネマ坊主』のパクリです。
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ダンジョン&ドラゴン

間違いなく3月ワースト1の映画です。

r161558942L.jpg ☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆ 

 監督/コートニー・ソロモン

 出演/ジェレミー・アイアンズ、ジャスティン・ホウェリン、  
     マーロン・ウェイアンズ
            
 (2000年・米)

 
 イズメール王国は、貴族階級であるメイジ(魔法使い)達が支配する国でした。王国の女王サヴィーナは貴族も平民も平等に暮らすべきであると考えていたのですが、邪悪な宰相プロフィオンは女王を失墜させ王国を支配しようとしていました。サヴィーナは、プロフィオンを打ち負かすためにはレッド・ドラゴンを操ることのできるサブリールの杖が必要だということを知ります。たまたま魔法大学へ忍び込んだ盗賊のリドリーとスネイルは、魔法使い見習いのマリーンと共に、サブリールの杖を探すことになります。

 こんなにとんでもない映画は久しぶりに見ました。面白いとか面白くないとかの問題ではなく、本当にダメな映画ですね。たぶん誰が見てもダメだと思いますよ。同時期に作られた同じようなジャンルの映画である「ロード・オブ・ザ・リング」に勝っているところは1つもありませんし、まったく存在価値のない映画です。

 主人公達は旅をしているんですが、その行程のシーンがまったくありません。移動はすぐに場面が切り替わるんですね。編集が大変なのかもしれませんが、これでは旅をしている感じがまったくしないです。いわゆるモンスターとの戦闘シーンもありません。人間同士の戦闘も、ほとんど武器で殴りあうだけで何も面白くないです。おまけに主人公の仲間のドワーフやエルフは戦闘シーンがほとんどなく、存在感がまったくありません。こいつらがいつのまにかプロフィオンの手下のダモダーに捕まっているシーンがあるんですが、あまりにも身体がきれいで傷1つないので、実はこいつらはダモダーとグルなんじゃないかと思ったぐらいです。

 そういうわけで道中においても戦闘においても仲間達が力をあわせて困難を乗り越えるといったシーンがまるでない映画です。「ダンジョンズ&ドラゴンズ」の映画なのにまともなダンジョンも1つも出てきません。いったいこの映画の何を楽しめというんですかね。最後のたくさんのドラゴンが出てくる空中戦の映像でしょうか。しかしこの映画に出てくるドラゴンはただ飛び回って火吹いてるだけですしね。僕が今まで読んだゲームブックやファンタジー小説では、ドラゴンは他のモンスターより知性があったし魅力的だったんですけどね。まあこの映画では、ドラゴンだろうが人間だろうがエルフだろうが、魅力的なキャラクターなんて1人も出てきませんけど。

 とにかく展開だけが異常に速く、途中手に汗握るスリリングなシーンなんかも1つもないのに、最後のプロフィオンのやられ方もなんじゃこりゃと言いたくなるようなシロモノです。敵が1人で味方が4人なのに4人力を合わせて立ち向かうのではなく「1vs1」を4回やるのはもうこの段階では怒りも湧かなかったんですが、それでもこのやられ方はバカバカしすぎて言葉が出ませんでした。

 映画としてダメなだけでなく、題材となった「D&D」らしさもほとんどないです。まだ「ロード・オブ・ザ・リング」の方が「D&D」の世界に近いと思います。まあ、壮大な「D&D」の世界を2時間の映像にまとめるのはたしかに無理があるんでしょう。予算もそんなになさそうですし。しかしそれ以外のものを撮らしてもこの監督はダメだと思いますよ。才能もないのに難しいことをやるなと言いたいですね。

 主役の俳優は僕はまったく知らない人なんですが、地味な感じで全然かっこ良くないですね。それに盗賊っぽさなんかまったくないボンボンくさい顔立ちです。どうしてこいつを主役にしたんでしょうかね。女王役のソーラ・バーチも「ゴーストワールド」でせっかく褒めたのにこの映画では全然ダメでしたし。 

 点数は★0です。1つもいいところがないです。間違いなく3月ワースト1の映画ですね。 





<ダンジョン&ドラゴン 解説>

  「マトリックス」のジョエル・シルヴァー製作総指揮によるファンタジー・アドベンチャー。これが初監督作品となるコートニー・ソロモンが魅了されたRPG“ダンジョン&ドラゴン”を執念の映画化。VFXを駆使したリアルで迫力ある映像が見どころ。魔法を操る貴族メイジが支配するイズメール王国では平民たちは奴隷のような扱いを受けていた。そんな国状を憂いた若き女王サヴィーナは自ら操るゴールデン・ドラゴンとともに、邪悪な宰相プロフィオンに立ち向かうのだが……。
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CUBE ZERO

結果論で言うと続編は1つも作らない方が良かった。

c100560701_l.jpg ☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆ 

 監督/アーニー・バーバラッシュ

 出演/ ザカリー・ベネット、デヴィッド・ヒューバンド、
     ステファニー・ムーア

 (2004年・カナダ)


 「1」、「2」と一緒で、CUBEの中に囚われた男女が脱出を試みる話です。しかし今作は、CUBEの外も同時進行で描かれています。CUBEを管理し中の人間を観察する仕事をする主人公のウィンは、ある日、CUBEの中の女性レインズに興味を持ちます。彼女がCUBEに入れられていることに納得ができないウィンは、自分のやってる事に疑問をおぼえ、レインズ救出のため自らCUBE内部に侵入します。

 この映画は全然ダメですね。評価を先に言いますが★0です。「1」、「2」ときて「0」というのはいい形だと思うし、時系列で「1」より過去のわけだからやっとCUBEの誕生秘話が分かると期待していたのですが、これを見ても何も分かりませんね。今回は一応CUBEの外側も描いていて、監視する人間やその上司も出てくるのですが、本当の黒幕も出てきません。めくってもめくっても皮ばかりの果物みたいですね。また続編を出すつもりでしょうか。もう僕は見ませんけど。

 いいように考えれば、「1」の持つ神秘性、不条理さを失わせないために、こういう中途半端な見せ方にしたかもしれません。しかし、そうしたいのなら素直に「3」を作れという話です。根本的な謎に一切触れていないのに、何のために「0」という映画を作ったのかということですよ。

 おまけにこの映画は一応「1」につながるような終わり方をしていますからね。「1」に出ていた○○は実はこの人だったんだよ、みたいな。役者が違うのはまだしも髪型すら違っている安っぽいつなげ方なんですけど、監督が「ほら、つながっているだろ。」みたいなしたり顔をしてる姿が目に浮かびます。

 唯一「0」で分かるのはCUBEの管理体制なんですが、描かれている管理側のスケールの小ささもひどいです。上司の奴なんて仮面ライダーとかに出てきそうな典型的な悪役ですからね。こいつが登場してかなり映画が安っぽくなりました。そして管理システムがかなりアナログで、安っぽさにさらに磨きをかけています。電話もそうだし、コード一本切っただけでシステム全体が使い物にならなくなるなんて、僕の職場とレベルが変わりません。最先端の科学技術を集めた施設だと思っていたのに、こんなに裏方ががんばっている泥臭い施設だとは思いませんでした。

 そして、この映画は中途半端に内外を描いているために、お互いが相手の空気を乱しているような形になって、「1」の良さであり、「2」でも多少はあった緊迫感、緊張感はまったくないです。ストーリー展開にも粗さが目立ちます。残酷な描写だけは「1」、「2」に比べ目立っていましたが、そんなのは「ソウ」シリーズで見飽きているし、今さらこんなん見せられても何とも思いませんね。

 あと、終盤の展開は何なんでしょうか。そりゃ男は誰でも金的は急所ですけどね。僕はギャグなのかと思いました。ここまできたらもうどうでもよくなってきます。

 変にタイトルに期待せず、「2」みたいに別ものとして見たらこの映画もちょっとは楽しめたのかもしれませんね。ということは結果論で言うと「CUBE」は続編は1つも作らない方が良かったということですね。僕は「2」はそんなに嫌いじゃないですけど、世間の評価はこれ以上ないぐらいに悪いですし。

 




<CUBE ZERO 解説>

  大ヒットした『CUBE』『CUBE2』に続く、密室系スリラー3部作の最終章。『CUBE2』で製作と脚本を手がけたアーニー・バーバラッシュが、満を持して監督を務めた。キャスト陣には、カナダの若手実力派俳優らが勢ぞろいし、シリーズ最強の恐怖に立ち向かう。残忍で過激な描写と共に、“CUBE”の謎が次第に解明されていくストーリー展開は、ファンの期待を裏切らない仕上がりになっている。
 CUBEの監視員として働くウィン(ザカリー・ベネット)は、監視カメラに映る女性カッサンドラ(ステファニー・ムーア)のことが気になり始める。
 

ザスーラ

TSUTAYAにキッズビデオの棚に置いとけと言いたい。

c100561381_l.jpg ☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆ 

 監督/ジョン・ファヴロー

 出演/ジョシュ・ハッチャーソン、ジョナ・ボボ、

     ダックス・シェパード 

              (2005年・米)

  いつもケンカばかりしているウォルターとダニーという幼い兄弟がいました。その2人には姉のリサもいるんですが、この姉は弟達をいつも相手にしていません。ある日ダニーは、地下室で「ザスーラ」と書かれた古いボードゲームを見つけます。このゲームはコマを進めるとカードが飛び出し、メッセージに書かれた現象が実際に起こる不思議なゲームです。兄弟がゲームを始めるとなんと家の周りが宇宙空間になってしまって、流星群の襲来、謎の宇宙船からの攻撃、破壊ロボットの追跡など数々の出来事が彼らに起こります。

 この映画がくだらないことをまじめにやっている映画だというのは見る前からわかるので、「家が宇宙空間の中にあるのに、何で家の中が地球上と全く同じ状態で、普通に床に立ち、呼吸ができるんだよ!」とか野暮なことを言うつもりはありません。

 しかしそれにしてもこの映画は面白くない。こんなに底の浅い映画は珍しいです。原作が絵本なんだから当たり前だろうという意見もあると思いますが、絵本は大人が純粋にストーリーを楽しむためにはあまり見ないですけど、映画は違うでしょう。僕はここまで幼稚なストーリーの映画だとは思わずにTSUTAYAで借りてしまいましたし。こんな映画はキッズビデオの棚に置いとけとTSUTAYAに言いたいですね。

 それにただでさえストーリーが面白くないのに、男兄弟の子役2人の演技がダメすぎです。何ですかこいつらは。何か起きたら一応慌てふためいた素振りはしているんですが、下手すぎて全然こっちに危機感が伝わってこず、本当に茶番に見えて白けてきます。神木隆之介とか日本の有名どころの子役の方が全然マシです。この2人は顔もそんなにかわいいとも思えないし、なぜ抜擢されたのかよくわかりません。

 こいつら兄弟の絆がこの映画の重要なテーマなんでしょうが、この2人は演技がマズいうえに、設定もごく一般的などこにでもいる仲の悪い兄弟ですし、別にこんな奴らが仲良くなろうがなるまいがどうでもいいやという感じになります。こいつらの親は離婚しているので、親子愛も絡ませるのかと思いきやそうでもないですしね。ティム・ロビンスは最初と最後しか出てきませんし。

 映像もダメですね。古臭くて安っぽくて迫力もない。B級映画を愛している映画マニアの人ならこういう映像が逆に良いのかもしれませんが、僕は「パイレーツ・オブ・カリビアン」に満点をつけるベタな映画好きの人なので、普通にショボイ映像にしか見えませんでした。それも舞台は宇宙ですからね。こんなチープな映像を見て「あっ!宇宙だ。」と思う人はいるんでしょうか。

 というわけで全然面白くなかったんですが、そんな映画でもいいとこは一つぐらいはあるものです。お姉さん役の女優がキレイだということです。しかし★1個分には達しないぐらいのプラスなのでやっぱりこの映画の評価は★0ですね。

 童心に帰れる人ならもしかしたらこの映画を面白いと言うかもしれませんけど、前作の「ジュマンジ」より明らかに対象年齢が下がっているので、自分の年齢をかなり遡らないとこの映画は楽しめません。



 



<ザスーラ 解説>

 1995年に公開され大ヒットした『ジュマンジ』の舞台を宇宙に移して描くSFアドベンチャー。監督は『ウィンブルドン』などに出演を果たした俳優、ジョン・ファブロー。最新のCG映像の中でボード・ゲームをはじめ、現れる宇宙船やロボットのデザインすべてがレトロな雰囲気を漂わせているところに監督のセンスがうかがえる。クライマックスの思わぬドンデン返しに心温まる。

 ダニー(ジョナ・ボボ)は兄のウォルター(ジョシュ・ハッチャーソン)にかまってほしいためにボールを投げてふざけていると手もとが狂いボールがウォルターの顔に当たってしまう。怒ったウォルターはダニーを地下室に閉じ込めてしまうが、ダニーはそこで「ザスーラ」というボード・ゲームを見つける。

天国の口、終りの楽園。

何から何まで好きになれない映画でした。

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 監督/アルフォンソ・キュアロン

 出演/ガエル・ガルシア・ベルナル、ディエゴ・ルナ、

         マリベル・ヴェルドゥ

                        (2001年・メキシコ)

 高校を卒業したばかりの、フリオとテノッチという2人の少年が主人公です。親友同士の彼らは毎日ドラッグとセックスに明け暮れています。ある日、親戚の結婚式に出席した2人は、年上の美しい人妻ルイサに出会います。彼らはルイサを誘い出すために、存在するのかどうかさえ知らない伝説の海岸「天国の口」へ行こうと言います。一度は軽くあしらったものの、つらい出来事が続いたルイサは翌日、2人の誘いを受け入れます。 フリオとテノッチはルイサを車に乗せて、未知の海岸を目指します。
 
  主人公の2人の男は本当にエロいことしか考えてませんね。これはこの映画を見る女性に誤解を与えますよ。僕が17歳の時は、たしかに今よりはエロいことを考えていましたが、ここまでではなかった。僕の周りの男友達でもここまでエロで頭が一杯の奴は記憶にないです。だから主人公の男2人にはまったく感情移入できず、ずっと引いていましたね。

 旅のお供のルイサの方も、旦那の浮気と自分のことでかなり精神的に参ってるのは分かるんですが、自分の人生にとってかなり重要な旅であるはずなのに、こんな奴らと旅をして、なおかつセックスまでするというのはちょっと理解できないですね。

 この映画はほとんどこの3人しか出ないですし、出てくる人全員が好きになれない映画というのは、やっぱり見てても全然面白くありませんでした。途中まで若さ特有のわけのわからないエネルギーでワーッと盛り上がって、最後はちょっと切ない終わり方で、青春の一瞬のきらめきをしっかり描いていて、僕は根本的にはこういう話は大好きなんですけどね。

 3人の最後の夜のシーンも、完全に引きました。何から何まで好きじゃない映画ですね。

 しかしこの映画は、見た後は「しまったなあ、こんな映画借りて。」と思ったんですが、それから数日たっても、なぜか色々なことを考えてしまうんです。余韻を残すという点ではトップクラスの映画ですよ。だから決して悪い映画ではないと思いますし、僕の好みに合わなかっただけでしょう。
 
 この映画の評価は今のところは★0にしますが、もしかするともうちょっと時間がたってから思い返してみたらいい映画だと思うかもしれません。

 ただ、途中の車で走るシーンで、この国の公権力の姿や人々の貧しい暮らしが背景にいろいろ映っているんですが、そんな描写は別にいらないと思います。あと、この映画のタイトルの「天国の口、終りの楽園。」というのも、すごくかっこいいタイトルなんですけど、ラストが読めてしまうんであまり良くないですね。





<天国の口、終りの楽園。 解説>

 

 幼なじみのフリオとテノッチは17歳の高校生。溢れるエネルギーを持て余し気味の二人が考えることといえばセックスのことばかり。ところが、肝心のガールフレンドたちは旅行に出かけてしまい、せっかくの夏を何をするでもなく過ごしていた。そんなある日、親戚の結婚式で二人は年上の女性ルイサと知り合う。彼女をドライブに誘うためダメもとで“天国の口”という在りもしないビーチの名を口にする二人。ところが、数日後、夫の浮気を知ったルイサはテノッチに一緒にドライブ旅行に行くと告げる。慌てる二人だったが、チャンスとばかりルイサを連れアテのない旅に出るのだった……。

アルカトラズからの脱出

この映画のどこが面白いのか見た人に聞きたいです。

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 監督/ドン・シーゲル

 出演/クリント・イーストウッド、パトリック・マクグーハン、

     ロバーツ・ブロッサム

              (1979年・米)

 これまで一度も生きて脱獄できた者はいないという、周りを激流の海に囲まれた島の中にあるアルカトラズ刑務所。そこからの脱獄を企てた囚人達を描いた映画です。 

 実話を基にした映画なのは分かっているんですが、ストーリーにこれっぽっちもひねりがなくて、まったく面白くなかったですね。主人公のフランク達が脱獄を計画する様子をひたすら描き、ただ脱獄するだけです。ラストもすごくあっけなかったですね。

 ストーリーに盛り上がる所がないだけでなく、登場人物のセリフも少ないし、音楽もあまり鳴らないし、映像も地味だし、演出もひたすら抑えた本当にあっさりした映画です。あっさりしすぎて見てて眠くて眠くて仕方がなかったです。

 たしかに、「ハムナプトラ」のように過剰なアクションやベタな演出の映画はそれはそれでイヤですが、この映画よりはマシだということが分かりました。この映画は僕は見る前から名前は知っていたし、そんなに評価は低くはないと思いますが、いったいこの映画のどこが面白いのか見た人に聞きたいぐらいです。

 いいように考えたら、主人公達があまりしゃべらないのは自由を欲する強い感情を内に秘めているように見せるため、音楽があまり鳴らないのはピリピリした緊張感を出すため、映像が地味なのは昔の映画だから撮影手法が発達してないため、と解釈できないことはないです。しかし、主人公は刑務所に入っている以上悪いことをしているのであり、自由が大事なんだったら最初っから悪いことしなきゃいいと思いますし、実話に基づいている映画だから最後には脱獄は成功すると分かっているので、ピリピリした緊張感なんかまるでありませんでした。

 まあ、アルカトラズ刑務所は脱獄絶対不可能な刑務所と言われていたとかいうわりに、壁がちょっとほじくったぐらいでボロボロ崩れるぐらいもろい刑務所なので、こんなしょうもないとこが脱獄不可能とか言われてるようじゃあ、アメリカの凶悪犯はどんどん脱走しているんだろうなあと僕は別の意味で緊張感を持ちましたけどね。

 とりあえずこの映画は何もいいとこがなかったので評価は★0にします。ちょっと前に見た「ザ・ビーチ」というしょうもない映画でも、ロケ地のピピ島の風景がきれいだったし、どんな映画でもちょっとしたいいところはありそうなんですが、この映画はほんとに何もなかったです。
 
 ちなみにこの映画の主演はクリント・イーストウッドですが、僕はこの人とは本当に相性が悪いです。この人が監督をした「許されざる者」もアカデミー監督賞とアカデミー作品賞を受賞しているらしいですが僕は全然面白くなかった。そもそもこの人は大物っぽいですがそんなにすごいんですかね。演技はそんなに上手だとは思いませんし、カッコつけっぽい雰囲気が漂っていて鼻につきますね。この映画でも囚人のくせに髪型はいつも決まっているし、仕置房に何日も入っていながらも無精髭すら生えていないですし、どう見ても不自然です。

 


 


<アルカトラズからの脱出 解説>

 脱獄絶対不可能と言われたサンフランシスコ湾に浮かぶアルカトラズ刑務所。実話を基に、そこから奇跡の脱出を果たした男たちの姿を描いたサスペンス映画の傑作。

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