忍者ブログ
ヤスオーのシネマ坊主
あるお方の『シネマ坊主』のパクリです。
カレンダー
12 2025/01 02
S M T W T F S
1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 31
リンク
最新コメント
最新トラックバック
プロフィール
HN:
ヤスオー
性別:
男性
自己紹介:
松本人志と映画が好きな人。
どっちかといえば松本人志が好きな人。
バーコード
ブログ内検索
[9] [10] [11] [12] [13] [14] [15] [16] [17] [18]
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

クラッシュ

さすがアカデミー賞3部門受賞というべき作品です。

r082084969L.jpg ★★★★★★★★★☆ 

 監督/ポール・ハギス

 出演/サンドラ・ブロック、ドン・チードル、マット・ディロン 

 (2004年・米)

 

  他民族国家のアメリカ、ロサンゼルスに住む、刑事、自動車強盗、地方検事とその妻、TVディレクター、鍵屋とその娘、病院の受付嬢、雑貨屋の主人など、さまざまな人種、階層、職業の人々の人生の交差を描いた話です。 
 
 僕ははるか昔に「マグノリア」という映画を見ましたが、これと似たような感じの映画ですね。いろんな人が登場して、その人達がそれぞれ時間や空間を共有し合う小さなエピソード群によって構成されています。そして、一つのエピソードが、また違うエピソードに影響を及ぼします。終盤に空から何かが降ってくるというのも、「マグノリア」と同じですね。しかし、「マグノリア」は僕の記憶では3時間ぐらいの尺がありましたが、この映画の尺は2時間ぐらいしかなくて、そのぶん「マグノリア」に比べちょっとだけ物足りなかったですね。こういう小さいエピソードがたくさんある映画は見ててもそんなに飽きないので、もっと長くても良いと思いますよ。

 あと、この映画は人種差別をテーマにしていて、黒人はけっこうたくさん登場していていろいろなドラマがあるのに、黄色人種に対する差別があまり描けていなかったのも、黄色人種の僕からすると納得いかないところです。数少ない黄色人種の雑貨屋のオッサンはこの映画の登場人物の中で一番わからんちんのムカつく奴ですしね。あとは車に轢かれる中国人とかですから。

 文句を言うとこはそれだけです。さすがアカデミー賞を3部門受賞しているだけあって、素晴らしい映画ですね。一つ一つの小さなエピソードがどれも丁寧に作りこまれていて、なかなか考えさせられるものです。その中でも僕がとりわけ感動したのは、黒人の錠前屋とその娘の女の子の「透明マント」の話と、交通事故に遭って炎上する車の下敷きになった黒人女性とそれを助けようとする白人警官の話ですね。

 「透明マント」の話は、ガラの悪い所に住んでいて、寝床で外から聞こえる銃声におびえて眠れない幼い娘に、オヤジが「おとうさんは妖精にもらった『透明マント』を着ているからピストルの弾もへっちゃらなんだよ。このマントをあげるから、安心して寝なさい。」という童話「裸の王様」のパクリのような話を娘に言い聞かせるんです。幼い娘は素直にその話を信じて安心して寝ます。その後時が経ってこのオヤジは娘のために安全な所に引っ越すんですが、彼を逆恨みするヤツに自分の家の前で実際にピストルで撃たれそうになるんです。それを間の悪いことに透明マントの存在を信じている娘が見ていて、飛び出してきてオヤジをかばって覆いかぶさり、その瞬間銃弾が発射される、といった話です。かなりびっくりするし、そのぶん後からすごく感動してしまう話です。

 後者の交通事故の話も緊迫感がありました。その交通事故が起こるまで、赤の他人のこの2人の間にいろいろあって、この警官にイヤな目にあわされたことのある黒人女性は素直に救いを求めないですし、白人警官の方も人種差別主義者だということがもう判明しているので、「コイツ、ほんまにちゃんと助けんのかな?」とこっちは思ってしまいます。白人警官を演じているマット・ディロンはかなり昔に「ワイルドシングス」という映画で一度だけ見たことがあるんですが、時が経って随分いい役者になりましたね。

 この映画のタイトルは「クラッシュ」ですが、これはストーリーが事故で始まって事故で終わるからというだけでなく、人と人とがぶつかり合って分かり合うということを意味していると思います。この映画の登場人物たちはもめてばっかりですしね。しかし、この人種差別主義者の白人警官なんかを見ていると、相手とぶつかり合うことによって、自分がしたことの罪や相手の受けた心の傷の大きさに気づくんだなあと思いますね。

 だから、この映画は全ての登場人物を性格が良い、悪いとか気が強い、弱いとかで割り切れる存在として描いていません。終盤でも、僕が差別意識を持っていない善人だとずっと思っていたヤツが、実は心の奥に差別する心を持っていたのか、ちょっとしたことでそれが表に出てしまい、とんでもないことをやらかしてしまいますし。いろんな側面がある人間というものをきちんと描いている映画だと思いますよ。



 
<クラッシュ 解説>

 ロスのハイウェイで起きた交通事故をきっかけに、さまざまな人種、階層、職業の人々の人生が連鎖反応を起こすヒューマンドラマ。脚本に惚れ込んだサンドラ・ブロックや、ドン・チードル、マット・ディロンら豪華キャストが、運命に翻弄(ほんろう)される現代人の怒りや孤独や悲しみ、喜びや救いを見事に表現する。『ミリオンダラー・ベイビー』の製作と脚本でアカデミー賞にノミネートされたポール・ハギス監督による珠玉の名作。

 

PR

千と千尋の神隠し

子どもには難しく、大人には好き嫌いが分かれる映画

r161649831L.jpg ★★★★★★★☆☆☆ 

 監督/宮崎駿

 声の出演/柊瑠美、入野自由、夏木マリ

 (2001年・日)

 

 主人公の千尋という少女は、引っ越しのために両親と新しい家に向かう途中で、「不思議の町」に迷い込んでしまいます。一緒に迷い込んだ両親は魔法でブタにされてしまい、一人途方にくれているところを不思議な少年ハクに助けられます。両親の魔法を解き元の世界に戻るため千尋は湯屋で働きはじめます。

 先日見た、大人から子どもまで楽しめそうな「モンスターズ・インク」と違って、こっちは子どもがこの映画のテーマをきちんと理解できるとは思えない映画ですね。どちらかというと子どもが見なければならないテーマの映画だと思うし、監督も子どもに見てほしくて作ったと思うんですけど、子どもが見るにしてはちょっと小難しい映画になってしまってますね。子どもがこの映画を見ても、千尋が元の世界に戻って良かったなあと思うだけでしょう。

 宮崎駿も地位・名声が高まりすぎて、大変だとは思うんですよ。簡単で分かりやすい映画を作ったらしょうもないとか言われそうだし、こういうちょっと解釈の難しい映画を作ったら「となりのトトロ」の方がシンプルで良かったとか言われると思います。世間の求めるレベルが高すぎるんですね。

 まあ、ちょっと小難しい映画だからこそ、大人が見たらそれぞれが十人十色の色々な解釈をするだろうし、好き嫌いも分かれるから、それはそれで面白いんですけどね。ちなみに僕はこの映画はわりと好きですし。

 いきなり両親が豚に変身するとこから、いい感じだなあと思いましたから。かわいらしい豚みたいなキャラクターではなくて家畜の豚そのものですからね。子ども向けアニメとは思えないブラックな展開です。

 そして、「千尋」という名前を奪われて「千」と呼ばれ湯屋で働かされる主人公、川が埋め立てられ、その川の存在が人々の記憶から消えていき、そのことが原因で自分の名前を忘れて不思議の町の住人になっているハク、「カオナシ」という名前の主体性のない奴など、この映画は「名前」をキーワードに、「生きる」ということの意味することを考えさせます。

 そこから、
昔の人はありとあらゆるものに神が宿ると考えていて、人間と神様は共存していたようなものだったのに、現代に生きる僕達はこの世界を人間だけのものと考えているから、神様は今不思議の町の住人になっているんだなあとか、さらに色々な考えが頭に浮かんできます。

 
テーマ自体が説教臭いからそんなに心動かされたわけではないし、最後の方とかは「どうしてこいつは豚を見分けることができるんだろう?」とか展開に強引なところもありますから、そこまで高評価ではないですが、いい映画なのは間違いないです。評価は★7としときます。

 


 

 
<千と千尋の神隠し 解説

 両親と共に引越し先の新しい家へ向かう10歳の少女、千尋。しかし彼女はこれから始まる新しい生活に大きな不安を感じていた。やがて千尋たちの乗る車はいつの間にか“不思議の町”へと迷い込んでしまう。その奇妙な町の珍しさにつられ、どんどん足を踏み入れていく両親。が、彼らは“不思議の町”の掟を破ったために豚にされてしまい……。空前の大ヒットとなった「もののけ姫」とは対照的に、現代日本を舞台に少女の成長と友愛の物語を描く、“自分探し”の冒険ファンタジー。

モンスターズ・インク

ストーリーにすごく力を入れているアニメ映画です。

r161670666L.jpg ★★★★★★★☆☆☆ 

 監督/ピート・ドクター

 出演/ジョン・グッドマン、ビリー・クリスタル、メアリー・ギブス

 (2001年・米)

 

 モンスターシティのエネルギーの源である人間の子供の悲鳴を集めるために、人間の世界に行き子ども達を怖がらせるのがモンスター株式会社の仕事なんですが、この会社の悲鳴獲得ポイントNO.1のエリート社員であるサリーが主人公の話です。モンスター達は人間の子どもは自分達に有毒な存在だと信じており、モンスターシティには子どもを持ち込んではいけないというルールがあるんですが、ある日サリーはモンスターシティに入ってきてしまったブーという人間の女の子を見つけてしまいます。サリーはブーの扱いに右往左往するんですが、やがて父親のような愛情が芽生え、彼女を守るために奮闘します。 

 この映画は松本人志が自著「シネマ坊主2」で絶賛していました。松本人志の言うとおりです。たしかにこの映画は面白いですね。モンスターの世界が子供の悲鳴をエネルギー源にしているという設定がまず面白いですし、その設定がラストへの伏線となっていて、ラストは非常にうまいことまとまっています。

 この映画がストーリーにすごく力を入れているのがよくわかりますね。僕の偏見かもしれませんし、宮崎駿の最近の作品なんかはけっこうストーリーが難解になっていますが、総じてアニメ映画は子ども受けを狙いすぎて実写映画に比べストーリーが単純で面白くないと思います。例えば「となりのトトロ」なんかはなかなか評判の良い映画ですが、僕は全然面白くなかったですし。

 だからこの映画はストーリーに力があるという点だけでもなかなかレベルの高いアニメ映画だと思いますよ。大人が童心に帰らなくても普通に見てて面白いですし、かといって内容を理解するのが難しいわけでもないので子どもも楽しめると思います。

 おまけにテンポ良く話が進むから見てて全然だれないし、ストーリー展開に矛盾もないですね。

 キャラクターもみんな魅力がありますね。主人公のサリーは気が優しいのですが、仕事が出来るキャラなので、子どもを怖がらせるのに躊躇してしまうことはありません。だからなついていたブーが仕事中のサリーを見てから怖がって逃げてしまうんですよ。もちろんサリーは悲しみます。ここらへんのエピソードの描き方なんかはすごく上手だと思いますね。相棒のマイクの方も根はイイ奴ですしね。

 ちなみに僕はアメリカのCGっぽいアニメ絵はあまり好きではないので、個人的な好みで言えば絵は先日見た「スチームボーイ」の方が上です。しかしストーリーは92対3ぐらいでこの映画の方が上です。だから点数もかなりいいですよ。★7としときましょう。

 作品の出来としては松本人志と同じく満点でも全然おかしくないんですが、まあ最後のシーンはちょっといらんかったかなという気がしますしね。大長編ドラえもんの「のび太の恐竜」みたいな終わり方にしてくれたら良かったんですけどね。

 





<モンスターズ・インク 解説>

 子ども部屋のクローゼットの向こう側に広がるモンスターたちの世界。彼らは夜な夜なドアを開いては子どもたちを怖がらせているのだが、実は彼らは“モンスターズ株式会社”のれっきとした社員なのだ。この会社は、モンスターシティの貴重なエネルギー源である子どもたちの悲鳴を集めるのがその仕事。しかし、最近の子どもは簡単には怖がってくれない。モンスターズ社の経営も苦しくなってきている。そんなある日、大事件が発生した。モンスターたちが実はもっとも怖れる人間の女の子がモンスターシティに紛れ込んでしまったのだ!

スチームボーイ STEAMBOY

僕がこの映画で良いと思ったのは絵だけです。

r081980693L.jpg ★★☆☆☆☆☆☆☆☆ 

 監督/大友克洋

 声の出演/鈴木杏、小西真奈美、中村嘉葎雄

 (2003年・日)

 

 19世紀半ば、万国博覧会を目前に控えたイギリスに住む少年レイが主人公です。ある日レイの元に、アメリカで父と共同研究中の祖父から謎の金属ボールが届けられます。そこへオハラ財団と名乗る男たちがボールを渡せとやって来ます。祖父の、「オハラ財団には絶対に渡してはならない」という指示に従い、レイはボールを持って逃げます。

 この映画はとても評判が悪いですね。実際見ましたが、その評判に違わぬ出来でした。この映画で僕が良いと思ったのは絵だけですね。それ以外は全部ダメでした。

 僕が小学校の頃に面白くて何回も見た「天空の城ラピュタ」にけっこう似ているんですが、あっちが★10だとしたら、こちらは★2ですね。ラピュタのような面白い冒険活劇を見ている時の興奮がこの映画の場合まったくありませんでした。

 これは僕がラピュタを見た時より年とったからとかいう問題ではないと思いますよ。僕は今でもラピュタ以外のスタジオジブリのアニメはちょこちょこ見ていますが、少なくともこの映画よりはハラハラドキドキしますし。

 単純に話が面白くないんでしょうね。序盤のレイがボールを持って逃げるとこあたりまではそこそこ盛り上がって面白かったんですが、この映画はそこがピークです。レイがロンドンに連れ去られてからはずっと眠かったです。そして、一番盛り上がって然るべき後半部分が最も面白くなかったです。

 後半は本当にひどいですよ。ただロンドンの街の破壊活動を映してるようにしか見えませんからね。目的は違うものの、登場人物全員が破壊活動に邁進しているように見えます。ロンドンの街に大惨事が発生しているのに、誰一人として壊された建物や下敷きになった人達のことを心配していませんから。こいつらはいったい何なんだと思いましたよ。

 「こいつら」と言いましたが、この映画は、それぞれの登場人物がどういった人間なのか見ててもよくわからないんですよ。人間を描くということについてはこの監督はあまり気にしていなかったんでしょう。主人公のレイですらどんな奴がよくわかりませんから。まあこいつは主人公だから善側の人間だな、といったぐらいの認識しかないです。

 さらに、声優のチョイスも悪いです。このチョイスだとスタジオジブリと一緒です。スタジオジブリの映画は普段あまり映画なんか見ないカップルも家族連れも見ますから、有名人を起用した方が話題作り、客寄せにいいかもしれません。しかし、「大友克洋」というブランドでは親が子どもに見せたい映画にはならないでしょう。そのブランドが通じるのは主に20代~30代の男でしょうね。その層の人はそういう声優の起用は決して望んでいないと思いますね。実際にレイ役の鈴木杏は上手くはなかったし、ロイド役の中村嘉葎雄は聞き取りづらくて論外でした。


 




<スチームボーイ STEAMBOY 解説> 

 19世紀の産業革命のイギリスを舞台に、驚異の発明“スチームボール”をめぐる少年の勇気と希望の冒険物語。監督は『AKIRA』で全世界に認められたクリエーターの大友克洋。主人公レイの声は『花とアリス』の鈴木杏。スチームボールを開発させた財団の令嬢スカーレットを『阿弥陀堂だより』の小西真奈美が担当している。総作画枚数18万枚の緻密に描かれた映像とその迫力は必見。



天国の口、終りの楽園。

何から何まで好きになれない映画でした。

r081735264L.jpg ☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆ 

 監督/アルフォンソ・キュアロン

 出演/ガエル・ガルシア・ベルナル、ディエゴ・ルナ、

         マリベル・ヴェルドゥ

                        (2001年・メキシコ)

 高校を卒業したばかりの、フリオとテノッチという2人の少年が主人公です。親友同士の彼らは毎日ドラッグとセックスに明け暮れています。ある日、親戚の結婚式に出席した2人は、年上の美しい人妻ルイサに出会います。彼らはルイサを誘い出すために、存在するのかどうかさえ知らない伝説の海岸「天国の口」へ行こうと言います。一度は軽くあしらったものの、つらい出来事が続いたルイサは翌日、2人の誘いを受け入れます。 フリオとテノッチはルイサを車に乗せて、未知の海岸を目指します。
 
  主人公の2人の男は本当にエロいことしか考えてませんね。これはこの映画を見る女性に誤解を与えますよ。僕が17歳の時は、たしかに今よりはエロいことを考えていましたが、ここまでではなかった。僕の周りの男友達でもここまでエロで頭が一杯の奴は記憶にないです。だから主人公の男2人にはまったく感情移入できず、ずっと引いていましたね。

 旅のお供のルイサの方も、旦那の浮気と自分のことでかなり精神的に参ってるのは分かるんですが、自分の人生にとってかなり重要な旅であるはずなのに、こんな奴らと旅をして、なおかつセックスまでするというのはちょっと理解できないですね。

 この映画はほとんどこの3人しか出ないですし、出てくる人全員が好きになれない映画というのは、やっぱり見てても全然面白くありませんでした。途中まで若さ特有のわけのわからないエネルギーでワーッと盛り上がって、最後はちょっと切ない終わり方で、青春の一瞬のきらめきをしっかり描いていて、僕は根本的にはこういう話は大好きなんですけどね。

 3人の最後の夜のシーンも、完全に引きました。何から何まで好きじゃない映画ですね。

 しかしこの映画は、見た後は「しまったなあ、こんな映画借りて。」と思ったんですが、それから数日たっても、なぜか色々なことを考えてしまうんです。余韻を残すという点ではトップクラスの映画ですよ。だから決して悪い映画ではないと思いますし、僕の好みに合わなかっただけでしょう。
 
 この映画の評価は今のところは★0にしますが、もしかするともうちょっと時間がたってから思い返してみたらいい映画だと思うかもしれません。

 ただ、途中の車で走るシーンで、この国の公権力の姿や人々の貧しい暮らしが背景にいろいろ映っているんですが、そんな描写は別にいらないと思います。あと、この映画のタイトルの「天国の口、終りの楽園。」というのも、すごくかっこいいタイトルなんですけど、ラストが読めてしまうんであまり良くないですね。





<天国の口、終りの楽園。 解説>

 

 幼なじみのフリオとテノッチは17歳の高校生。溢れるエネルギーを持て余し気味の二人が考えることといえばセックスのことばかり。ところが、肝心のガールフレンドたちは旅行に出かけてしまい、せっかくの夏を何をするでもなく過ごしていた。そんなある日、親戚の結婚式で二人は年上の女性ルイサと知り合う。彼女をドライブに誘うためダメもとで“天国の口”という在りもしないビーチの名を口にする二人。ところが、数日後、夫の浮気を知ったルイサはテノッチに一緒にドライブ旅行に行くと告げる。慌てる二人だったが、チャンスとばかりルイサを連れアテのない旅に出るのだった……。

忍者ブログ | [PR]
| Skin by TABLE e.no.ch