忍者ブログ
ヤスオーのシネマ坊主
あるお方の『シネマ坊主』のパクリです。
カレンダー
12 2025/01 02
S M T W T F S
1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 31
リンク
最新コメント
最新トラックバック
プロフィール
HN:
ヤスオー
性別:
男性
自己紹介:
松本人志と映画が好きな人。
どっちかといえば松本人志が好きな人。
バーコード
ブログ内検索
[69] [68] [67] [66] [65] [64] [63] [62] [61] [60] [59]
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

マインドハンター

僕は120%ヴァル・キルマーが犯人だと思っていました。

c100652331_l.jpg ★★★☆☆☆☆☆☆☆ 

 監督/レニー・ハーリン

 出演/LL・クール・J、ジョニー・リー・ミラー、キャスリン・モリス

 (2004年・米)

 
 FBIの研修生達が、訓練場である無人島に最終試験のためにやって来ました。 教官であるハリスは数日後にまた戻ると言い残し、7人の研修生だけを残し島から去って行きました。しかし、ハリスによる擬似的なものだと思われた殺人は、1人の研修生の思いがけない死によって現実の恐怖へと変わっていきます。研修生達はお互いに疑心暗鬼になりながら、犯人を突き止めようとします。

 テンポはわりといいので、普通に見れる映画です。ただ、期待していたものとはまったく違っていましたね。僕は練りこまれた脚本のスタイリッシュなサスペンスを期待していたんですけどね。B級映画の匂いが漂っていますよ。レベル的には「金田一の事件簿」とか「探偵学園Q」の無人島の話ぐらいじゃないでしょうか。

 主人公達はFBIの研修生なのですが、どう考えても頭が良いようには見えない、単純で分かりやすい性格の人達です。どうひいき目に見てもこの人たちが将来FBIの心理分析官になれるとは思えません。実際に映画の中でも犯人にいいようにやられています。こんなストーリーなんだったら、こいつらが心理分析官の卵という設定は特に必要なかったんじゃないでしょうか。たまに思い出したかのようにそんな話も出てきますが、実際に主人公達と犯人の心理戦のようなものはまったくありませんし。

 この映画はビデオ屋では結構回転率が良く、けっこう借りづらかったんですが、みんな僕と同じようにだまされたんでしょうね。あまり期待しないで見たらもっと楽しめたのかもしれないですけど。「ダイハード2」や「クリフハンガー」などの派手なアクション映画ばかり撮っているこの監督にしたら、これぐらいが限界だったんでしょう。というか「クリフハンガー」なんてかなり面白くなかったし、もしかするとこの監督にしたら上出来の映画なのかもしれません。

 ちなみにこの映画には僕の好きなヴァル・キルマーが出ているんですが、はっきり言って彼の扱いはひどいです。もう1人の大物俳優クリスチャン・スレーターの扱いもひどくて、若手俳優ばっかり活躍しています。こういう犯人探しの映画はそこそこ名が売れている俳優がたいてい犯人なので、その点だけで言うとこの映画は意外性のある良い映画だと言えます。僕は120%ヴァル・キルマーが犯人だと思っていましたし。

 しかし、実際に犯人がわかっても、特に何とも思わないんですよ。終盤で犯人の行動理由が突如明かされますが、「ふ~ん。」としか言いようがないです。この映画は殺し方に罠のようなものを多用しており、グロいシーンも多いので、その点では僕が好きな「ソウ」という映画に非常に似ているのですが、犯人がわかったときの驚き、犯人のキャラクターの魅力、それまでのストーリーでの伏線の張り方の巧さなど、どれをとっても「ソウ」の10分の1ぐらいですね。

 それに、せっかく若手俳優達がいい役をもらっているのに、演技の光る役者が1人もいなかったのが残念ですね。犯人役の俳優は犯人だとわかった後も怖さを感じさせなかったのでそれはそれでダメなことだと思うし、主人公っぽい女優は普通に演技が下手でした。

 だからこの映画は総合的に見て決して面白い映画ではなかったんですが、見てて退屈ではないし、ヒマつぶしにはもってこいの映画なので、★3ぐらいにしときます。せめて最後にどんでん返しのようなものがあればもっと良かったんですけどね。





<マインドハンター 解説>

 
 FBIの訓練生が実際の殺人事件に巻き込まれるという、『ダイ・ハード2』のレニー・ハーリン監督が仕掛けた危険な心理ゲーム。教官役に『アレキサンダー』のヴァル・キルマー。『ブロークン・アロー』のクリスチャン・スレイターや、『マイノリティ・リポート』のキャサリン・モリスらが果敢に犯人に立ち向かう心理分析官の卵を熱演する。孤立した島で仲間同士が互いの腹を探りあい、極限状態に追い込まれる様子はまるで悪夢。1人また1人と減っていく人数に怯えながら最後まで犯人探しにほんろうされる一本。
 FBIの心理分析官を目指す優秀な訓練生7人。彼らに教官(ヴァル・キルマー)は無人島での最終試験を用意した。だが殺人事件は本物で、JD(クリスチャン・スレイター)やサラ(キャサリン・モリス)らは犯人を探し始める。  
 
PR
COMMENTS
お名前

タイトル

メールアドレス

URL

コメント

パスワード
Vodafone絵文字 i-mode絵文字 Ezweb絵文字
TRACKBACKS
忍者ブログ | [PR]
| Skin by TABLE e.no.ch